地震における「原発異常なし」の基準とは何ですか(市長への手紙、令和6(2024)年7月公開)

手紙と回答の概要

お寄せいただいた内容の概要

地震発生から防災行政無線の放送までの約20分の間に何を基準に「異常なし」と放送されたのですか?

 

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

回答の概要

柏崎市は、発電所の周辺地域住民の安全の確保を目的として、新潟県および刈羽村ならびに東京電力ホールディングス株式会社(以下「東電」)で「柏崎刈羽原子力発電所周辺地域の安全確保に関する協定」を締結しています。その協定に基づき、発電所周辺で震度3以上の地震が発生した場合は、発生後直ちに、東電から柏崎市へ発電所の状況に関する通報連絡を受けることになっています。
先般の地震も東電から電話とファクスで「現時点で異常はなく、外部への放射能の影響はない」との第1報を受けました。その報告を踏まえ、防災行政無線で、発電所の「異常は確認されておらず、放射能の放出はされていない」ことを市民の皆さまにお伝えしました。

 

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

手紙と回答の全文

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

お寄せいただいた内容の全文

令和6年6月3日午前6時30分に能登半島で震度5強の地震がありました。
6時50分頃に防災行政無線で、市長の音声で「柏崎刈羽原子力発電所の設備異常はありませんと報告を受けています」と流れました。
地震発生から防災行政無線の放送までの約20分の間に何を基準に「異常なし」と放送されたのですか?目視ですか?

回答の全文

お手紙拝見しました。
このたび、地震発生時の柏崎刈羽原子力発電所(以下「発電所」)の安全確認の基準について、ご質問をいただきました。

柏崎市は、発電所の周辺地域住民の安全の確保を目的として、新潟県および刈羽村ならびに東京電力ホールディングス株式会社(以下「東電」)で「柏崎刈羽原子力発電所周辺地域の安全確保に関する協定」を締結しております。
また、その協定に基づき、発電所周辺(柏崎市または刈羽村)で震度3以上の地震が発生した場合には、発生後直ちに、東電から柏崎市へ発電所の状況に関する通報連絡を受けることになっております。

先般、6月3日午前6時31分頃に発生した地震においても、6時38分に東電から電話およびファクスにおいて、「現時点で異常はなく、外部への放射能の影響はない」との第1報を受けております。その報告を踏まえ、防災行政無線において、発電所の「異常は確認されておらず、放射能の放出はされていない」ことを市民の皆さまにお伝えしました。
その後、東電からは、都度、点検等の状況確認の連絡があり、計7回の報告を受けました。それを受け、市としては、同日午後1時55分に最終的に異常がなかった旨の内容を市ホームページに掲載いたしました。

市としましては、引き続き、発電所の安全性および信頼性のより一層の向上を図るため、安全確保対策の取組状況等について、東電から報告を求めてまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

総合企画部 総務課 総務係

〒945-8511
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電話:0257-21-2330/ファクス:0257-22-5904
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更新日:2024年07月04日