柏崎の活性化について、何もない柏崎(市長への手紙、令和7(2025)年2月公開)

手紙と回答の概要

お寄せいただいた内容の概要

  1. 夕海に「おさかなセンター」を作ってほしい。「ハッピーフィッシング」の再開も希望。駅前商店街の活性化、駅前駐車場の増設。
  2. 除雪にもっとお金をかけて、きちんとしてもらいたい。
  3. 高速道路で外灯がない所があり、走行が危ないので付けてほしい。
  4. 65歳以上のパートを増やす。後継者募集、農業・自営業・漁業
  5. 道の駅、作るのは、なぜ止まっているのか説明してほしい。
  6. 国道8号柏崎バイパスの2車線化
  7. このままでは、若い人は出ていって誰も住む所ではなくなります。対応願います。

 

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

回答の概要

  1. 令和3(2021)年度は、品質や衛生管理などの工夫を凝らしながら鮮魚なども取り扱っていましたが、売れ残りや在庫管理が難しいなどの理由から、現在では取り扱いがありません。西防波堤の釣り場は、所有・管理している県から開放の許可が必要です。安全で安心できる対策が講じられない限り、難しいと考えています。まちの活性化の取り組みにより、駅前商店街でも、創業者の進出により、空き店舗が活用されているところです。駐車場は増設は考えておりません。
  2. 市道除雪は、毎年、道路除雪計画を策定し、国や県などと連携しながら除雪作業を行っています。
  3. 道路外部からの光がドライバーに影響を与える恐れのない区間には原則として照明を設置していません。
  4. 市では、ハローワーク柏崎と連携し、市内事業所から、高齢者が活躍できるさまざまな職種のパートタイム労働者の求人があり、高齢者向け求人数は、昨年度よりも若干増えている状況です。また、農業・漁業については、少ないながらも新規就業者がおり、中には、家業を継いで漁師になった若者もいます。市は、このような一次産業の後継者を対象に補助金を交付するなどの支援を行い、一次産業の後継者確保と定着を後押ししています。
  5. 「風の丘米山」は、民間事業者と再整備に取り組む予定でしたが、民間事業者から再整備への参画を断念する意向が示されました。現在、どのような方法で再整備できるか、さまざまな可能性を模索しています。
  6. 道路を4車線で整備する計画ですが、市街地の交通渋滞の解消に加え、災害発生時の避難路や緊急輸送路として大変重要な幹線道路であります。そのため、まずは2車線での全線開通を目指して事業を進めているところです。
  7. 市の第五次総合計画後期基本計画では、重点戦略として「子どもを取り巻く環境の充実」「大変革期を乗り越える産業イノベーションの推進」を掲げています。今後も、重点戦略に直結した施策を先頭に、市の最重要課題である、「人口減少・少子高齢化の同時進行」への対応を着実に進め、「力強く心地よいまち」の実現に取り組んでまいります。

 

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

手紙と回答の全文

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

お寄せいただいた内容の全文

○○年ぶりに柏崎に戻ってきました。
「柏崎に何かある?」と聞くと、誰に聞いても「何もない」と言われます。本当そのとおりです。

  1. 道の駅ができないなら、夕海に「おさかなセンター」を作ってほしい。海がある市なら、どこでも「おさかなセンター」があり、鮮魚買えます。「ハッピーフィッシング」の再開も希望。駅前商店街の活性化、駅前駐車場の増設。
  2. 除雪にもっとお金をかけて、きちんとしてもらいたい。市道でも来ない所あり、地区ごとの声を聞いて、木を切ったり除草をしてもらいたい。
  3. 高速道路、柏崎インターから長岡インターまで外灯がない所があって走行が危ないので付けてほしい。
  4. 65歳以上のパートを増やす。後継者募集、農業・自営業・漁業
  5. 道の駅、作るのは、なぜ止まっているのか説明してほしい。
  6. 国道8号柏崎バイパスの2車線化
  7. このままでは、若い人は出ていって誰も住む所ではなくなります。対応願います。

回答の全文

お手紙拝見しました。
このたび、柏崎の活性化について、ご意見をいただきました。

まず、商業・観光についてであります。柏崎港観光交流センター「夕海」は、令和3(2021)年度から施設の管理運営を一般社団法人柏崎観光協会に委託しております。柏崎観光協会では会員の市内事業所との協力の下で、柏崎の産品の販売や飲食の提供などを行っていただいています。初年度は、品質や衛生管理などの工夫を凝らしながら鮮魚なども取り扱っておりましたが、売れ残りや在庫管理が難しいなどの理由から、現在では取り扱っておりません。
施設や設備の現状、鮮魚の取り扱いに求められる品質や衛生管理の水準など現時点で、夕海での鮮魚の取り扱いは難しい状況であります。複数の事業者にお声掛けいたしましたが、「残念ながら」でありました。
ご要望の「ハッピーフィッシング」の再開については、前提として、西防波堤を所有、管理している県から開放の許可が必要になります。柏崎港西防波堤の釣り場開放は、平成30(2018)年度に運営主体が不採算を理由に撤退しました。その後、再開に向けた動きがありましたが、再開に当たって新潟県、柏崎市が最も懸念した点は、地震に伴い津波警報や大津波警報が発せられた際の釣り客の避難などの安全対策です。この課題をどのように克服するかという点で、再開に向けた動きが止まっていると承知しています。県および市としては、安全で安心して釣りを楽しむことができる対策が講じられない限り、西防波堤の釣り場開放は難しいと考えています。
次に、駅前商店街の活性化と駅前駐車場の増設についてであります。市では、まちの活性化の取り組みの一つとして、商店街の空き店舗の活用や起業・創業への支援をしており、駅前商店街でも、創業者の進出により、空き店舗が活用されているところです。駐車場に関しては、柏崎市駅前ふれあい広場駐車場(有料)のほか、東本町に市営モーリエ駐車場(有料)やフォンジェ駐車場(無料)などがあり、増設は考えておりません。駅前は市の顔ともいえるエリアであることから、今後も関係機関と連携を図りながら、商店街の魅力創出、まちの活性化に向けて取り組んでまいります。

次に除雪についてであります。市道除雪は、毎年、道路除雪計画を策定し、国や県などと連携しながら除雪作業を行っています。雪の降る量や時間帯などの状況により、除雪作業や圧雪剥ぎに時間がかかる場合があります。交通の安全を確保するため、最新の降雪状況の把握に努めながら、引き続き適切な除雪作業を行ってまいります。なお、市道の道幅が狭く、市で所有する除雪機械で除雪ができない路線は、町内会などの団体が道路除排雪費補助金制度を利用して除雪を行っていますので、除雪を要望される路線がありましたら、町内会にご相談ください。また、道路周辺の木や除草については、パトロールにより、現地確認を行っていますが、市道の総延長は約1,160キロメートルありますので、町内会や市民の方からの情報提供により維持管理作業を行っている状況です。今後も各地区からの情報を聞きながら、安全に通行できる市道の管理に努めてまいります。

次に高速道路の外灯であります。高速道路を管理するNEXCO東日本に確認したところ、「夜間走行時でもヘッドライトの光で十分に安全な運転ができるように高速道路は設計され、沿線のビルの照明や広告灯などの光により、過度なまぶしさを感じる恐れがある都市部の高速道路には照明を設置していますが、道路外部からの光がドライバーに影響を与える恐れのない区間には原則として照明を設置していません。また、カーブが連続するような箇所には道路照明以外にも反射板や視線誘導標を設置するなど、お客さまが安全に走行できるような道路空間を確保しています」との回答がありました。ご不明な点は、NEXCO東日本新潟支社長岡管理事務所にお問い合わせください。

次に雇用・後継者についてであります。経済社会の活力を維持するために、働く意欲のある高齢者が活躍できる環境づくりが求められています。市では、ハローワーク柏崎と連携し、高齢者向け求人情報を市役所や市民プラザなどに毎月配置しております。65歳以上のパートを増やすご要望については、市内事業所から、高齢者が活躍できるさまざまな職種のパートタイム労働者の求人があり、高齢者向け求人数は、昨年度よりも若干増えている状況であります。また、農業、漁業については、少ないながらも新規就業者がおり、中には、家業を継いで漁師になった若者もいます。市は、このような一次産業の後継者を対象に補助金を交付するなどの支援を行い、一次産業の後継者確保と定着を後押ししています。

次に道の駅「風の丘米山」の再整備の状況について、説明いたします。現在、休止となっている「風の丘米山」について、民間事業者とともに再整備に取り組む予定でありましたが、令和6(2024)年6月に民間事業者から再整備への参画を断念する意向が示されました。市としては、観光拠点の一つとして、市民の皆さまをはじめ、市外、県外の多くの方から、楽しんでいただける道の駅として、早期の供用を目指しましたが、このような結果になったことは誠に残念であります。現在、どのような方法で再整備できるか、さまざまな可能性を模索しています。今後、具体的な方向性がお示しできる段階で、「広報かしわざき」などを通じて皆さまにご報告いたします。

次に国道8号柏崎バイパスの片側2車線化についてであります。本事業は、道路を4車線で整備する計画ですが、市街地の交通渋滞の解消に加え、災害発生時の避難路や緊急輸送路として大変重要な幹線道路であります。そのため、まずは2車線での全線開通を目指して事業を進めているところです。今後も国に対し早期全線開通に向けた要望、働きかけを行ってまいります。

結びに、市の第五次総合計画後期基本計画では、重点戦略として「子どもを取り巻く環境の充実」「大変革期を乗り越える産業イノベーションの推進」を掲げております。子どもを真ん中に置いたまちづくりを進め、将来の柏崎を担う、ふるさと柏崎を愛する子どもたちを育みます。また、環境・エネルギーを始めとする新たな産業の育成や誘致を進め、地域経済の活性化や新たな雇用・働き方の創出を図り、生活基盤の安定化を目指しています。
今後も、重点戦略に直結した施策を先頭に、市の最重要課題である、「人口減少・少子高齢化の同時進行」への対応を着実に進め、「力強く心地よいまち」の実現に取り組んでまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

総合企画部 総務課 総務係

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更新日:2025年02月06日