01_綾子舞とは

昨年、ユネスコ無形文化遺産に登録され、世界の宝となった綾子舞。約500年前から、地域の宝として大切に守り、受け継がれてきました。

綾子舞を守り、未来へ引き継ごうと力を尽くす人たちと、その思いに迫ります。

広報特集のバナー文字「守り 受け継ぎ 支える 綾子舞」と書かれています

このページは、広報かしわざき2023年7月号の特集記事を基に作成しました。

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綾子舞とは

出雲の阿国(おくに)の初期歌舞伎のおもかげを残す芸能として、その価値を高く評価されている綾子舞。昭和51(1976)年に国の重要無形民俗文化財に指定され、昨年11月には「風流踊(ふりゅうおどり)」としてユネスコ無形文化遺産登録が決定しました。

綾子舞は、鵜川地区女谷で約500年前から伝承されてきた民俗芸能で、「小歌踊(こうたおどり)」と「囃子舞(はやしまい)」「狂言」の3種類で構成されます。

かつてはいくつかの集落が伝承し、66演目があったとされていますが、現在伝承するのは高原田(たかんだ)と下野(しもの)の2つの集落となり、上演できる演目も少なくなりました。

形がないものを伝えていくことは簡単なことではありません。後継者不足は伝承者、指導者ともに長年の課題であり、人材の確保に取り組んでいきます。

写真:高原田の小切子踊。赤いユライの上にきらびやかな冠をかぶり、赤い袴の裾を縛った衣装で、綾竹を打ち鳴らして踊ります。

小歌踊

写真:高原田の囃子舞。烏帽子と肩衣の衣装でお囃子に合わせて舞います

囃子舞

写真:下野の狂言。男性3人で演じ、そのうちの1人が女性役をしています

狂言

写真:市長と保存振興会会長、両座元の座頭・踊り手たちが、ユネスコ無形文化遺産の登録決定を受け、くす玉を割って祝っているところ

ユネスコ無形文化遺産登録が決まった日

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更新日:2023年07月05日