3.コーチから激励のメッセージ、灰野さんの今後の目標

このページは、令和6(2024)年1月1日に放送された、FMピッカラ新春特別番組「令和6年はパリオリンピック・パラリンピックの年!スポーツに取り組む高校生を紹介します!」を基に作成しました。ダイジェスト版は、広報かしわざき令和6(2024)年1月号に掲載します。

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灰野寧緒さんへのインタビュー内容

今のコーチとの出会い

灰野さんがマイクに向かって話しています。

灰野 寧緒(はいの ねお)さん

高橋:自分の中でなにか転機になったことや、急に上手くなったことはありますか。

灰野:練習している立山KINGSの谷田部 均(やたべ ひとし)コーチに教わるようになってから、安定感や技の完成度が高くなり、より上達したと思います。インスタグラムで谷田部さんがスノーボードの解説動画などを投稿していたのを見て、この人から習いたいと思ったのがきっかけでした。

高橋:そうなんですか。谷田部コーチはどんな方ですか。

灰野:谷田部コーチはとてもフレンドリーな方で、その人その人に合わせた指導をしてくださるので、とても分かりやすくて信頼できるコーチです。自分がプロになったときにショップライダー契約(スポンサー契約)を結ぶのも手助けしてくださったり、大会の日も応援に駆けつけてくださったりしてくれました。

高橋:そんなすてきな谷田部コーチから、灰野さんにメッセージが届いていますので、お聞きください。

谷田部コーチからのメッセージ

高橋:灰野選手を指導されている、立山KINGSの谷田部均コーチにお話を伺います。谷田部さん、あけましておめでとうございます。

谷田部:あけましておめでとうございます。よろしくお願いします。

高橋:よろしくお願いします。谷田部さんは、灰野選手を指導されるようになってどれぐらいですか?

谷田部:3年目です。

高橋:谷田部さんから見て灰野選手はどんな選手ですか?

谷田部:口数の多いタイプの子ではないですが、芯のあるタイプの選手です。大会の時などで、私がトリックをちょっと抑えにいったり、安全なところを狙おうと勧めたりしても、本人は優勝するために、自分の中で最高難易度のトリックに挑戦するみたいなところもあります。なので、口数は少ないけど、本当に芯のあるタイプの選手ですね。

高橋:すごくやる気が感じられますね。

谷田部:そうですね、表情は見せないんですけど、心の中にはそういう気持ちの強い部分もある選手ですね。

高橋:熱い気持ちがある灰野選手かなと思います。灰野選手に期待するところはどんなところですか?

谷田部:スノーボードはそれぞれの個性を表現するところが評価されます。今は大会を頑張っている最中ではあると思うんですけれど、表現で滑りを魅せて、自分よりも若い世代に影響が与えられるようなスノーボーダーになってほしいと思っています。

高橋:灰野選手が後世に影響を与える選手になってほしいということですか?

谷田部:はい。特に地元の子、新潟県の子から「灰野寧緒を見てスノーボードを始めました」と思ってもらえるライダーになってほしいなと思っています。

高橋:このインタビューを灰野選手にも聞いていただいているんですが、谷田部さんから灰野選手にメッセージをお願いできますか。

谷田部:今は大会や、技術を向上する練習は大変だとは思うけど、最終的には自分が思うように、感じたままに、自由にスノーボードをしてほしいなと思います。

高橋:芸術点もあるということですので、自分の思うところが表現できれば高得点につながるんですか?

谷田部:大会の形式にもよるんですけど、難しいトリックだけが全てではなくて、スタイルも大切です。特に寧緒はかっこいい滑りができる子なので、最後は自分がやりたい動きで魅せられるようなスノーボーダーになってほしいなと思います。

高橋:彼はセンスがあるんですね。

谷田部:そうですね。そういった動きのセンス的な部分は強いと思います。

高橋:これからのパフォーマンスが楽しみですね。

谷田部:そうですね、楽しみにしています。

高橋:灰野選手のコーチ、谷田部均さんにお話を伺いました。ありがとうございました。

メッセージを聞いて

高橋:谷田部コーチからのメッセージをお届けいたしました。灰野さん、コーチからのメッセージを聞いていかがですか。

灰野:谷田部コーチに教わってとても良かったと思いました。これからも谷田部コーチの下で頑張りたいです。

高橋:そして櫻井市長もコーチのお話を聞いていかがでしたか。

市長:はい、さすがコーチだな、なるほどなと思って伺ってました。特に、表面上は静かなタイプだけれども、内に秘めた闘志という部分ですとか、難しいトリックにも挑戦する部分をコーチはお話しされていました。そしてまた、表現能力といった点にもお話が及んでいましたので、コーチのお話を聞いてみると、今こうやって目の前で制服を着た灰野さんと話させてもらってますけれども、ぜひゲレンデで灰野さんの演技を見たいなと思いました。

自分の成長したところ・休日の過ごし方

高橋:最近、灰野さん、自分がここは成長したなと思うところはありますか?

灰野:元々すごく人見知りなのですが、知らない人とも以前よりもきちんと話せるようになったところです。
中学1年生から高校1年生までは長野の練習施設に通っていました。高校2年生から練習場所を富山の立山KINGSに変えてからは知り合いが一人もいない状況でした。ですが、自分からあいさつをしたり話しかけたりしたことで、徐々に友人を増やすことができました。自分から話しかける力が身についたと思います。

高橋:そうなんですね。ちょっとシャイなんだけれども、そうやっていろいろな方ともお話しできるようになったというところですね。灰野さんはお休みの日はどんなことをしていますか? 

灰野:総合体育館の下の駐車場にスケートボードができるスペースがあり、友達とそこで滑ることがあります。ただ、スケートボードとスノーボードは勝手が違うので、スケートボードはそこまで上手ではありません。

高橋:そうなんですか?でもきっとお上手なんじゃないかと思いますけど、でも休みの日もやっぱりボードをされているんですね。

灰野:はい。

スノーボード以外に取り組んでいるスポーツ

高橋:他に取り組んでいるスポーツはありますか。

灰野:陸上部で走り高跳びをやっていました。小学5年生から始めて、高校で部活動を引退するまでやっていました。小学生と中学生の時に、全国大会に出ました。ベストスコアは183センチです。

高橋:183センチ、すごいですね。小学校6年生で全国大会に出場する時に、市長のところに表敬訪問されたということなんですが、市長、覚えていますか?

市長:申し訳ありません、全く覚えていませんでした。

高橋:灰野さんも成長されていますものね。でもベストスコア183センチってすごいですよね。

市長:すごいですね。

高橋:走り高跳びでも全国大会に出場されていたということで、灰野さんも本当にスポーツマンだなと思います。

リラックス方法

高橋:平日の部活に、そして週末のスノーボードと大変忙しい日々だったと思うんですけれど、リラックス方法とか何かありますか?

灰野:土日は移動中の車内で音楽を聴いたり、映画を観たりしてリラックスしています。

高橋:そういった時間がホッとできるときなんですね。ご友人とかご家族はどんなふうに応援してくれていますか?

灰野:大会前に友人から「がんばれ」とメッセージをもらいました。家族からは「緊張しないで、自分の滑りが出せれば勝てるから、リラックスして」と声をかけてもらいました。
緊張をほぐす方法はないですが、スタートしたら自分の世界に入って「技を決める」ではなく「楽しくやりきる」と思いながら自分の演技をしています。

高橋:緊張せずにというのは難しいとは思いますけども、楽しくやりきると思って頑張っていただきたいと思います。

憧れている存在

高橋:いろいろな大会に出場されていると思いますが、全国レベルで意識されているライバルはいますか。

灰野:ライバルではないのですが、同い年で世界のトップ選手として活躍している長谷川帝勝(たいが)さんにはとても憧れます。

高橋:この方は世界で活躍されているんですか。それこそ6回転ができるのですか?

灰野:はい。

高橋:それは刺激になりますね。
灰野さんは大会の結果や普段の練習の様子をインスタグラムに投稿されていますね。ちょっと拝見しましたが、とても高いジャンプを飛んでいてびっくりしました。柏崎のまちからこんなに若いプロスノーボーダーの方が誕生されるなんてすてきですよね。ぜひ市民の皆さんからも、インスタグラムをご覧いただき、応援していただきたいと思います。灰野さん、これからも素晴らしい映像、更新してくださいね。

灰野:はい、できるだけ更新していきたいです。多くの方に見てもらえるとうれしいです。

今後の目標

高橋:では灰野さん、今後の目標を教えていただけますか。

写真:灰野寧緒さんがマイクに向かって話しています。

灰野:4月からは大学に進学しますが、在学中に海外の大会に出るということが目標です。オフシーズンでもしっかりと練習に取り組み、上達していきたいです。
そして、スノーボード競技の楽しさを、たくさんの人に知ってもらえたらいいと思います。

高橋:そうですね。灰野さんの目標が達成できることをお祈りしたいと思います。市長からも激励の一言をいただけますか。

写真:市長がマイクに向かって話しています。

市長:はい、灰野さんの素晴らしい滑りをぜひ見せてもらいたいなと思いますし、先ほども4回転を練習しているという話でしたけど、ぜひ今年の目標としては、5回転、1800灰野スペシャルが成功するように頑張ってもらいたいと思っています。期待しています。

灰野:頑張ります。

高橋:ありがとうございます。新潟産業大学附属高等学校3年生の灰野寧緒(はいの ねお)さんでした。灰野さん、ありがとうございました。

灰野:ありがとうございました。

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更新日:2024年01月01日