もしもの時の老後のそなえ 私が選ぶ私の人生(広報かしわざき2025年9月号掲載)
このページは、広報かしわざき2025年9月号の特集記事を基に作成しました。

もしもの時のことを考えていますか?

10年前と比較すると、高齢者のみの世帯や一人暮らし高齢者の世帯は増加しています。
特に一人暮らしの高齢者は、家族や友人、地域社会とのつながりが希薄になりがちで、社会的孤立に陥りやすいといわれています。
高齢者が社会的に孤立すると、体力や意欲の低下につながり、消費者トラブルや孤立死などの心配も。
最後まで自分の思いを大切に、自分らしく生活するために、元気なうちからどんな準備ができるか考えてみましょう。
医療や介護が必要なとき

「人生会議」で考えを共有しませんか?
突然の大きなけがや病気などで命の危険が迫った時、約70%の方が医療やケアなどを自分で決めたり、自分の希望を伝えたりできなくなるといわれています。
「もしも」が起こる前に、自分の希望を信頼できる人たちと話し合い、共有しておくことが重要です。
これを「人生会議」といいます。

人生会議のサイクル(イメージ)
救急医療情報キットを配布しています

専用の容器(左)と目印のマグネット(右)
救急医療情報キットは、自宅で具合が悪くなり、病状を説明できないときに、救急隊員が医療情報を確認するためのものです。
あらかじめ、かかりつけ医や服薬情報、持病などを情報シートに書き込み、専用の容器に入れて冷蔵庫で保管します。
- 対象:65歳以上で一人暮らしの方、65歳以上の方のみで構成する世帯、日中などに65歳以上の方のみになる世帯
- 申し込み:市役所1階介護高齢課、高柳町事務所、西山町事務所、お近くの地域包括支援センター
急病時、救急医療情報キットがあれば安心です【65歳以上対象】
お金や契約のこと

権利擁護センターにご相談を!
どんな相談ができるの?
金銭管理、書類預かりなど日常生活に必要な支援に関する相談や成年後見制度の利用に関する相談をお受けしています。
誰でも相談できる?
相談する親族がいない方、相談先にお困りの方は、来所や電話でご相談ください。
成年後見制度って?
認知症や精神障害などで、一人で物事を決めることが難しくなったり、正しい判断が十分にできなくなったりした場合、成年後見人が本人の意向や生活環境に配慮しながら財産管理や介護サービスなどの契約を行い、生活を支援する制度です。
権利擁護センターでは、制度を利用するための手続きや申し立てに関するアドバイスを行っています。
問い合わせ先

柏崎市権利擁護センター(担当:岡田・那須野)
- 住所:柏崎市豊町3-59(総合福祉センター内)
- 電話番号:0257-22-1411
- 受付時間:午前8時30分~午後5時15分(祝日を除く月曜~金曜)
柏崎市権利擁護センターが開設されました|柏崎市社会福祉協議会ホームページ
エンディングノートを活用しよう
自分自身に何かあった時に備えて、家族がさまざまな判断や手続きを進める際に必要な情報を残すためのノートです。各団体からさまざまなエンディングノートが発行されています。
ご自身に合うものを選び、作成するのもおすすめです。
おわりに…
「もしも」の時は誰にでも訪れます。その「もしも」を話し合っておくことは、自身のためだけでなく、周囲の親しい間柄の人たちにとっても非常に大切なことです。
人生を不安なく豊かに過ごすために「今だからできる備え」をはじめてみませんか。
この記事に関するお問い合わせ先
総合企画部 元気発信課 情報発信係
〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館2階
電話:0257-21-2311/ファクス:0257-23-5112
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更新日:2025年09月05日