「柏崎市公営企業中期経営計画2017【改定版】」を策定しました

これからの柏崎市の水道・下水道事業が目指すべき姿や施策を示した「柏崎市公営企業中期経営計画2017」（平成28(2016)年12月策定）の前期期間が終了することから、第五次総合計画後期基本計画を基に、後期計画にあたる「柏崎市公営企業中期経営計画2017【改定版】」を策定しました。

計画期間

平成29(2017)年度～令和7(2025)年度までの9年間

(補足)計画期間は、柏崎市第五次総合計画の基本構想期間と合わせています。

基本理念・基本方針

基本理念

「お客さまの信頼を未来につなぐ上下水道」

柏崎市上下水道局は、お客さまに、安全で安心できる快適なサービス「お客さまの信頼を未来につなぐ上下水道」を将来にわたり安定的に提供することにより、柏崎市の発展に貢献し、第五次総合計画の将来都市像「力強く心地よいまち」の実現をめざします。

基本方針

強靭な水道施設の構築

水道施設の重要度や規模を検討し、計画的に施設・管路の改築更新、耐震化を進め、施設の予防保全・強靭な水道施設の構築に取り組みます。

安心でおいしい水道水の供給

「安全でおいしい水道水」を安定的に供給するために、水質検査や監視設備の整備・更新を進め、水源からお客さまの蛇口に至るまで良好な水質の保持・向上に取り組みます。

衛生的で快適な下水道

誰もが快適に暮らせる生活基盤を構築し、豊かな水循環を創造することで、地域に望まれる水環境の実現に取り組みます。

また、強靭な下水道施設の構築のため、老朽化が進んでいる公共下水道施設や農業集落排水施設の計画的な改築更新・耐震補強を進めます。

浸水対策の推進

下水道雨水幹線・枝線の整備や施設の適切な維持管理を進め、河川管理施設と連携して総合的な治水対策を進めます。

経営基盤の強化

事業を取り巻く環境が厳しくなる中で、持続可能な上下水道サービスの提供のために、経営基盤の強化に取り組みます。

併せて、時代の変化に柔軟に対応できる人材育成の強化に取り組み、安定した事業が継続できる組織体制を構築します。

水道事業の周知と魅力発信

柏崎市の誇りである水道事業の魅力を広く発信していく取り組みを強化します。

令和3(2021)年度には、水道事業の歴史などを学べる「水のふるさと展示室」を、上米山コミュニティセンター内に開設しました。また、「赤岩ダム水源探索・親子乗船ツアー」を実施するなど、市民が「柏崎のおいしい水」のルーツに触れる機会を創出することで、水道事業への関心を高め、シビックプライドの増進に取り組みます。

SDGsを踏まえた取り組み

安全・安心・快適な「水」循環の提供、強靭（レジリエント）で持続可能なインフラの構築、気候変動への対策など、水道・下水道サービスの提供においてSDGsを意識した取り組みを推進します。

柏崎市公営企業中期経営計画2017【改定版】の内容

柏崎市公営企業中期経営計画2017【改定版】 (PDFファイル: 5.5MB)

各事業の現状と課題（4ページから）

水道事業

人口減少により、水道の販売量（有収水量）の減少に歯止めがかけられない状況です。

今後、大規模開発による人口の流入や工場進出などによる需要拡大がなければ、この傾向が好転することは難しい状況です。

現在、国に届け出ている計画（1日最大給水量96,319立方メートル）に対して、実際の1日最大配水量は48,076立方メートルにとどまり、施設の利用率・最大稼働率も低い傾向です。

これらを踏まえて浄水施設、配水施設や配水管の対策、災害対策、水源と水質の保全対策、そして環境に対する視点から、これからの水道事業の在り方を検討しています。

下水道事業

柏崎市の公共下水道、農業集落排水、合併処理浄化槽の普及率は、令和2(2020)年度末で98.7%であり、新潟県平均の88.8%、国平均の92.1%を大きく上回っています。

しかし、普及率に反して地域人口の減少に加え節水志向もあり、下水道の有収水量は減少傾向にあります。

これらを踏まえて下水道施設対策、災害対策、そして環境に対する視点から、これからの下水道事業の在り方を検討しています。

工業用水道事業とガス事業

工業用水道事業は令和2(2020)年度をもって廃止し、ガス事業は平成30(2018)年4月に北陸ガス株式会社へ譲渡しました。

中期経営戦略（12ページから）

基本理念「お客さまの信頼を未来につなぐ上下水道」を踏まえ、当初の計画を一部修正し、後期4年間の基本方針を実現するため、44の事務事業を掲げました。

中期財政計画（18ページから）

水道事業・下水道事業それぞれの財政収支の現状について触れています。

中期的な展望として、両事業とも利用者の増加による売り上げの上昇が見込めない限り、施設を維持するために、料金の見直しを考えなければならないという厳しい見方をしています。

事務事業の展開（26ページから）

全体計画9年間のうち、後期4年間に展開する事務事業を掲載しています。

下水道事業における経費回収率向上に向けたロードマップについて（78ページから）

下水道事業の経費回収率向上に向けたロードマップを記載しています。

この記事に関するお問い合わせ先

上下水道局経営企画課財政経営係

〒945-0053
新潟県柏崎市鏡町1番11号上下水道局1階
電話：0257-22-4111/ファクス：0257-22-4100
お問い合わせフォームはこちら