市長定例記者会見(令和6(2024)年10月2日)
市長定例記者会見(令和6(2024)年10月2日)のお知らせ
以下の「定例記者会見」で、概要をご覧いただけます。
令和6(2024)年10月定例記者会見 (PDFファイル: 166.4KB)
市長記者会見インターネット録画配信
市長記者会見の録画映像を「YouTube柏崎市公式チャンネル」でご覧いただけます。
令和6(2024)年10月2日(水曜日)柏崎市長定例記者会見(YouTube柏崎市公式チャンネルのサイト)
発表事項
柏崎港から初めて原木の輸出事業がスタート
約50年前、柏崎港はソ連の木材を輸入する港でした。私も、港に木材が山積みになっている様子を覚えています。近年、柏崎港はアスファルトの輸入や鉄くずの輸出などで使われていましたが、今回は県内で産出された木材を輸出するために柏崎港を使うことになりました。市内新道の木材を始めとする上越地域や中越地域、魚沼地域および長野県産の木材を約1万本、約3,200立方メートルの杉丸太を中国に輸出します。出港は11月下旬の予定です。今まで、県内産木材は新潟西港から輸出していましたが、中越地域や上越地域などの木材を運搬する際、新潟西港よりも柏崎港のほうが距離が近いということになり、柏崎港から輸出することになりました。柏崎港は、3年前に国際貿易港として50年の節目を迎えましたが、近年、輸出入が非常に少なくなり、国際貿易港としての名前が取り消される可能性がありました。ですが、今回の事業について新潟県森林組合連合会や全国森林組合連合会、林野庁に確認したところ、それぞれから「当面は継続して行う」という回答がありました。市にとって、非常にありがたい、明るいニュースです。
(主管:道路河川課・農林水産課 電話番号:0257-21-2316・0257-43-9131)
資料:柏崎港から初めて原木の輸出事業がスタート (PDFファイル: 92.4KB)
銀座・新潟情報館THE NIIGATAで初開催!柏崎ファンクラブpresents「THE★ALLかしわざきフェア」
東京にある、新潟情報館THE NIIGATAで10月12日(土曜日)午前11時から午後5時まで柏崎ファンクラブの集いを開催します。内山ミエさん、大角怜司さん、佐藤友理さんの3人のゲストから、ぎおん柏崎まつり「海の大花火大会」の様子や新潟産業大学附属高等学校野球部の甲子園での活躍などについてお話しいただくステージイベントを準備しています。また、当日は柏崎アクアパークで水球日本選手権が行われますので、その様子をライブ中継します。ブースイベントでは笹団子や米山プリンセスの新米、おみそ汁、お酒、特産品も用意します。午後6時からはTHE NIIGATA Bit GINZAで柏崎ファンクラブ会員の皆さまを交えた飲食交流イベントを予定しています。柏崎ファンクラブは令和5(2023)年度末で1万2千人を超える会員数になりました。
(主管:元気発信課 電話番号:0257-47-7333)
資料:銀座・新潟情報館THE NIIGATAで初開催!柏崎ファンクラブpresents「THE★ALLかしわざきフェア」 (PDFファイル: 179.2KB)
柏崎ファンクラブLINE公式アカウントがスタート
LINE公式アカウントのスタートにより、会員特典やさまざまな情報をプッシュ通知やメッセージなどで配信できるようにし、利便性を高めました。ふるさと納税やU・Iターンにも対応し、柏崎に住んでいなくても、さまざまな情報を気軽に入手できるようになっています。詳細は担当者が説明します。
元気発信課:柏崎ファンクラブへの入会方法ですが、柏崎ファンクラブLINE公式アカウントの二次元コードを読み取り、簡単な初回アンケートに回答いただくことで登録完了となります。アンケートでは生年月日や出身地のほか、配信希望ジャンルを選択いただくことで属性情報に応じたセグメント配信にも対応し、欲しい情報をより受け取りやすくなります。また、今回のLINE公式アカウント開設に伴い、これまでのカードタイプの会員証からデジタル会員証に変更となります。デジタル会員証はこれまでと同じ3種類のデザインを採用していて、お好きなものを選択できます。デザインは後日変更することも可能です。友だち登録を行うとメイン画面にて「ファンクラブ」「ふるさと納税」「U・Iターン」の3つのリッチメニューが使えます。「ファンクラブ」では、会員証アイコンを押すとデジタル会員証をいつでも表示でき、カード紛失の心配や携帯の手間を省けます。提供店検索アイコンを押すとカテゴリーごとに検索でき、店舗情報や特典内容をいつでも確認できます。マップからの検索もできます。会員特典の利用は店舗QR読み取りアイコンを押し、各提供店に設置している二次元コードを読み取ることで会員特典を受けられます。「ふるさと納税」では、市の返礼品が掲載されているポータルサイトの紹介をしています。また、返礼品事業者の紹介記事なども今後順次掲載します。「U・Iターン」では、柏崎市公式移住マッチングサイト「くじらと。」を閲覧できます。また、当市が行っている支援制度の紹介やご自身が各支援制度の対象となるか、チャットボット機能でセルフチェックすることができます。
(主管:元気発信課 電話番号:0257-47-7333)
資料:柏崎ファンクラブLINE公式アカウントがスタート (PDFファイル: 227.8KB)
「秋の収穫祭」を開催!―地場産の農林水産物に親しみ「食」を楽しむ一大イベント
市内の農林水産物やグルメなどが集まる食の一大イベント、秋の収穫祭を10月27日(日曜日)午前10時から午後3時まで開催します。市役所と文化会館アルフォーレ周辺で行います。お子さんにも楽しんでもらえるようなスペースもあります。柏崎のおいしい秋の味覚をお楽しみください。
(主管:農林水産課 電話番号:0257-21-2295)
資料:「秋の収穫祭」を開催!―地場産の農林水産物に親しみ「食」を楽しむ一大イベント (PDFファイル: 198.8KB)
ライトアップされた幻想的な紅葉を堪能―10月26日から松雲山荘紅葉ライトアップがスタート
県内では越後三大紅葉ライトアップの1つとして位置付けられている、松雲山荘紅葉ライトアップを10月26日(土曜日)から11月24日(日曜日)まで開催します。今年は天候も安定し、かなり良い状態だと考えています。紅葉ダイニングでは、今年はカフェのみ展開します。昨年までは予約制ディナーもご用意していましたが、カフェを利用される来場者が非常に多く、カフェを優先してもらいたいという意見がありましたので、11月1日(金曜日)から24日(日曜日)の午前11時から午後8時まで、土曜日は午前10時から午後8時まで開催し、軽食や温かい飲み物などを提供します。松雲山荘の中にある木村茶道美術館では、国宝級の茶器でお茶を味わっていただける茶席もありますので、ぜひお楽しみください。弥彦村のもみじ谷、長岡市越路のもみじ園、松雲山荘の越後三大紅葉ライトアップスタンプラリーも例年通り行います。市内では、松雲山荘に加え貞観園、飯塚邸で秋の彩りをお楽しみいただきたいと考えています。また、飯塚邸で11月12日(火曜日)、14日(木曜日)、19日(火曜日)、21日(木曜日)に予約制のプレミアムディナーを準備しています。詳しい内容が決まり次第、改めてご連絡します。
(主管:商業観光課 電話番号:0257-21-2334)
資料:ライトアップされた幻想的な紅葉を堪能―10月26日から松雲山荘紅葉ライトアップがスタート (PDFファイル: 419.3KB)
ポスター:松雲山荘紅葉ライトアップ (PDFファイル: 1.6MB)
柏崎市AI新交通「あいくる」サポーター制度を始めます
令和5(2023)年11月から運行開始した「あいくる」は、1日約100人の方からご利用いただいています。非常に好評ですが、少しでも運行経費を賄うために、サポーター制度を始めます。協賛いただいた企業には金額に応じて、あいくるに広告ラッピングを行います。ぜひ多くの企業の皆さまから協賛をお願いしたいと思っています。
(主管:企画政策課 電話番号:0257-21-2321)
資料:柏崎市AI新交通「あいくる」サポーター制度を始めます (PDFファイル: 93.3KB)
市勢要覧をリニューアル!「柏崎の光」を冊子と動画で紹介
巻頭にぎおん柏崎まつり「海の大花火大会」と米山大橋の夕焼けの写真を使いました。6・7ページ目には脱炭素のまちを目指す私共の方向性や活動を紹介しています。8・9ページ目には市内企業の方々が柏崎の基幹産業であるものづくりに挑戦している姿と私共の支援内容を掲載しました。10~13ページ目には子育て支援などについて掲載しました。14・15ページ目には市内に移住、定住された方々を紹介しています。その他、ぎおん柏崎まつり「海の大花火大会」や綾子舞、柏崎のブランド品、水球の活躍を掲載しました。
(主管:元気発信課 電話番号:0257-21-2311)
資料:市勢要覧をリニューアル!「柏崎の光」を冊子と動画で紹介 (PDFファイル: 208.4KB)
行事予定
狐の夜祭りや女性に対する暴力防止セミナー、子育てに関する講演会、スポーツに関するイベントなどが予定されています。
イベント
- 美術展覧会
(主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)
- 秋季企画展「江戸行きと松前行き ―柏崎の縮布商と麻漁網―」
(主管:博物館 電話番号:0257-22-0567)
チラシ:秋季企画展「江戸行きと松前行き ―柏崎の縮布商と麻漁網―」(PDFファイル:926.1KB)
- きのこ再発見教室
(主管:博物館 電話番号:0257-22-0567)
- 第36回狐の夜祭り
(主管:高柳町事務所 電話番号:0257-41-2233)
チラシ:第36回狐の夜祭り(PDFファイル:659.8KB)
- 読書週間ぬりえ展
(主管:図書館 電話番号:0257-22-2928)
- 新潟県教育月間「柏崎ゆかりの人物クイズ!」
(主管:図書館 電話番号:0257-22-2928)
- 秋季消防講習
(主管:消防署 電話番号:0257-24-1500)
- 「女性に対する暴力防止セミナー ~何故DV関係になるのか~」新潟県女性財団主催オンラインセミナー・柏崎サテライト会場
(主管:人権啓発・男女共同参画室 電話番号:0257-20-7605)
チラシ:女性に対する暴力防止セミナー(PDFファイル:931.1KB)
- 児童虐待防止・人権講演会「STOP!イライラ 感情的にならない子育て~パパもママも輝く!!家族が笑顔になる子育て術~」
(主管:人権啓発・男女共同参画室 電話番号:0257-20-7605)
チラシ:児童虐待防止・人権講演会(PDFファイル:918.4KB)
スポーツ
- 親子でチャレンジ!!スポーツin柏崎 (主管:スポーツ振興課 電話番号:0257-20-7010)
チラシ:親子でチャレンジ!!スポーツin柏崎(PDFファイル:930.2KB)
- 第100回日本選手権水泳競技大会水球競技
(主管:水球のまち推進室 電話番号:0257-41-4020)
- スポーツレクリエーショングランプリ2024「ボッチャ大会」
(主管:スポーツ振興課 電話番号:0257-20-7010)
チラシ:スポーツレクリエーショングランプリ「ボッチャ大会」(PDFファイル:1.7MB)
- 第22回柏崎マラソン
(主管:スポーツ振興課 電話番号:0257-20-7010)
定例記者会見の質疑応答
- 原木の輸出事業に関する質問
- 使用済み核燃料の搬出・移送に関する質問
- 石破新首相、新内閣への原子力政策、期待に関する質問
- 厚生連病院への支援に関する質問
原木の輸出事業に関する質問
記者:柏崎港が物流港として事業が再開されたのは何年ぶりか。また、事業を当面継続するということだったが、原木に限ってということか。
市長:回数は少ないですが、アスファルトなどの輸出入は現在も定期的に行っています。また、今回の事業は原木に限って定期的に行われます。
記者:柏崎港から原木の輸出は初めてということだったが、今後、柏崎港の利用を拡大させるためのトップセールスなのか。今後の施策は考えているのか。
市長:毎年県内の取扱業者に新潟県港湾空港局長と一緒に挨拶し、セールスを行っています。また、長年に渡り柏崎港を利用しているアスファルトの輸入業者にも、もう1隻追加でお願いできないかということを含めて、本社に何度も足を運んでいます。今回の事業は、直江津港も事業候補に挙がりましたが、最終的には柏崎港が選ばれたと承知しています。思わぬところからありがたいお話となりましたので、先日も新潟県森林組合連合会や全国森林組合連合会、林野庁に改めて挨拶に伺い、今後ともよろしくお願いいたしますとお伝えしたところです。
記者:柏崎港から木材を輸出することで市に財政的なメリットなどはあるのか。
市長:港湾の利用料は県の歳入となるため、財政的なメリットはないと思いますが、柏崎産木材を買ってもらえるため、市内の森林所有者はメリットだと思いますし、今回の輸出事業は、国際貿易港という名前を守るうえで非常に重要なことですので、そこが市にとってのメリットだと思っています。
使用済み核燃料の搬出・移送に関する質問
記者:9月24日(火曜日)、柏崎刈羽原子力発電所4号機から69体の使用済み核燃料が搬出され、2日後に青森県むつ市の中間貯蔵施設に搬入された。今回、初めて移送が行われたことについて、どのように受け止めているか。
市長:大きな意味が2つあると考えています。1つ目は、柏崎サイドでは使用済み核燃料が全体で約82パーセント埋まっており、7号機に関しては約97パーセント埋まっています。柏崎刈羽原子力発電所は乾式貯蔵ではないため、福島第一原子力発電所の事例を見ても、電源が失われた場合に使用済み核燃料そのものがリスクになると以前から申し上げています。そのため、使用済み核燃料を搬出することにより、非常時のリスクが軽減されます。また、私は再稼働を条件付きで認める立場ですが、現在の7号機の貯蔵率では、再稼働したとしてもすぐに貯蔵率がいっぱいになってしまいます。令和元(2019)年11月に東京電力に出した要望の1つとして、6・7号機の使用済み核燃料貯蔵率を再稼働までにおおむね80パーセント以下にしてもらいたいと申し上げてきましたので、約束を誠実に履行してもらったことに意義があります。2つ目は、核燃料サイクルが動き始めたことは、国のエネルギー政策、特に原子力政策を進めるうえで、小さな一歩ではありますが意義があると思います。6月に青森県の宮下県知事と山本むつ市長を訪問し、情報交換したことが実を結んだと考えています。
記者:中間貯蔵施設の次のステップは、今見通せない状況だが、その中で、一歩動き始めたと見なしてよいのか。
市長:私は、中間貯蔵施設の安全性が確認され、予定されている柏崎刈羽原子力発電所からの69体の使用済み核燃料の移送が終われば、小さな一歩ですが、核燃料サイクルが動き始めたと位置付けたいと思います。ただ、バックエンドの問題は進み始めていると思っていますが、国としてもエネルギー政策、原子力政策の部分は今まで以上に本腰を入れてもらいたいと考えています。
記者:令和元(2019)年11月に東京電力に出した要望の1つとして、6・7号機の使用済み核燃料貯槽率を再稼働までにおおむね80パーセント以下とすることという要望を出している。東京電力は、7号機の貯蔵率を令和7(2025)年の春までに使用済み核燃料380体を移送し、83パーセントに引き下げると発表している。一方で、6号機は再稼働へ向け、先月原子力規制委員会に提出した使用前確認申請では、仮置きと言いながらも12月には燃料装荷ができる状態、来年2月には制御棒を引き抜いて再稼働できる状態になり、4月には営業運転という日程であった。東京電力は今年度の使用済み核燃料搬出計画を7号機の380体だけとしているが、市長の要望としては、6号機もおおむね80パーセント以下にという考えなのか、それともサイクルが動き始めたことで要望についてはある程度評価するのか。
市長:要望の中に6・7号機とセットで書いたことは承知しています。来年2月に6号機の制御棒が引き抜かれ、4月からの営業運転開始となれば、号機間移動も含め、おおむね80パーセント以下になるよう、できる限りの努力はしてもらいたいと考えています。
記者:今後の柏崎刈羽原子力発電所の使用済み核燃料の取り扱いについて、東京電力に求めていくことがあれば伺いたい。
市長:この問題は、柏崎刈羽原子力発電所の問題だけではありません。柏崎刈羽原子力発電所はサイト内で約82パーセント埋まっていますが、全国の原子力発電所の使用済み核燃料の貯蔵率も80パーセント以上になっています。東京電力の核燃料サイクルが動き出したことは、小さな一歩ですが、非常に大きなステップだと考えています。国としては、最終処分場の問題を含め、本当に本腰を入れていただかなければ、結果的に福島の復興さえできなくなってしまうと思っています。
記者:今回は4号機からの搬出だが、他の号機の搬出を期待する部分などがあれば伺いたい。
市長:核物質防護の問題や使用済み核燃料を受け入れる青森県の考え、東京電力のキャスク確保の問題などもあるため、市が期待しても物理的に不可能な部分もあります。まずは、今回搬出した使用済み核燃料を安全にむつ市に移送、保管してもらいたいと思います。
記者:先ほど6・7号機についての発言があったが、趣旨として、7号機の再稼働の目処を優先して立ててほしいという発言だったのか、6号機については事業者の努力に期待するというところで、あまり関知しないという捉え方でよいか。
市長:私は、6・7号機の両方でおおむね80パーセント以下にしてもらいたいと申し上げていますので、関知しないということではありません。6号機も貯蔵率が93パーセントほど埋まっているはずです。東京電力としても、6号機を再稼働するのであれば、使用済み核燃料をサイト内移送するか、中間貯蔵施設に移送するかを選択せざるを得ないため、それは東京電力が検討すると思っています。
記者:6号機については、貯蔵率が90パーセントを超えている中、例えば、仮置きの2月の制御棒を引き抜いて最終的な手順を踏む際には、7号機のように6号機の搬出の計画が示され、貯蔵率が80パーセント以下になるという説明があってからにしてもらいたいという考えか。
市長:私の要望を無視して来年2月に制御棒を引き抜き、4月に営業運転開始とはならないと思っています。6号機の使用済み核燃料についても、改めて説明があると考えています。
記者:柏崎刈羽原子力発電所の再稼働について、市民団体が県民投票をするための署名活動を11月から始めようとしている。この動きをどう考えるか。
市長:そのような動きは法の中で認められていますし、民主主義の動きの中で、県民投票したいという動きがあるのは、それはそれで価値があることです。それに対する見解は、私ではなく県知事がお考えになることだと思っています。知事が県民投票、議会によるもの、出直し知事選挙の3つを挙げられて「県民の信を問う」という発言から5・6年経過しています。県議会でも信を問うとはどういうことかと何度も聞かれています。知事ご本人の考えをお話しいただくべき時期にきていると思っています。
石破新首相、新内閣への原子力政策の要望、期待に関する質問
記者:先日、石破新内閣が発足した。岸田前首相は政府が前面に立って柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を目指す姿勢を掲げていたが、石破新首相および新内閣に求めること、期待することがあれば伺いたい。
市長:石破首相の会見を拝見し、市に関係することとして、拉致問題への言及がありました。ですが、私が聞いていた限りでは「エネルギー」「原子力」という言葉は使われず、非常に残念でした。原子力発電の意義は、エネルギーセキュリティーという観点や地球温暖化という環境特性の観点からも、世界的に非常に高い位置付けになっているのは事実です。全国で洪水や豪雨が毎年のように起こっており、これは地球温暖化によるものであり、原因は二酸化炭素の排出による気候変動や異常気象などが原因だと思っています。そのため「柏崎刈羽原子力発電所の再稼働」という言葉は使わなくとも、原子力発電所の問題に関してはエネルギー施策の一環として触れていただきたかった。今後、改めて発言があると思いますので、そこに期待しています。
厚生連病院への支援に関する質問
記者:先月、県立病院の病院局長と福祉保健部長、厚生連病院の代表理事長が今後の連携の仕方などについて会談を行った。このことに関して期待していることはあるか。
市長:期待はしていますが、一言で申し上げるならば遅すぎると思っています。私共、地域連携協議会は、地域の中核的な病院である、厚生連病院は厳しい財政状況になっていることを5・6年前から県にお伝えしています。市議会の一般質問でも画像を使って説明しましたが、昨年は県立病院に県の一般会計から150億円ものお金が投じられていますが、同じ医療法31条で公的病院として位置付けられている厚生連病院には数億円しか投じられていません。県は県民の命、健康を守ることが仕事ですので、県立病院だけ支援するのではなく、厚生連病院にもしっかりと支援してもらうことが必要だと思っています。また、今回の問題は厚生連病院自身の問題ですので、厳しく反省をして、しっかりとした改革をしてもらいたいとも以前から申し上げています。市も県も、来年度予算を組み始めています。県の方向性をしっかり示してもらいたいと思っています。私共も支援するのか、しないのか、県次第ですので、中期的なことはお願いしたいと思っています。
定例記者会見の概要と質疑応答(印刷用)
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更新日:2024年10月03日