市長定例記者会見(令和4(2022)年10月5日)

市長定例記者会見(令和4(2022)年10月5日)のお知らせ

秋の収穫祭のポスターを指しながら説明をする市長

秋の収穫祭のポスターを指しながら説明をする市長

黒船館の説明をする吉田館長

蚤の市で販売される品物を説明する黒船館の吉田館長

蚤の市で見ることのできる品物の説明をする牧口さん

蚤の市で販売される品物を説明する痴娯の家の牧口さん

以下の「定例記者会見」で、概要をご覧いただけます。

報道機関との質疑応答を追加しました。

市長記者会見インターネット録画配信

市長記者会見の録画映像を「YouTube柏崎市公式チャンネル」でご覧いただけます。

発表事項

市内の市有林内を親子でウォーキング

農林水産課が森林組合の方々と開催する初めての試みで、柏崎市が所有している市有林の中を親子でウォーキングしていただこうという企画です。森林の重要性や大切さは皆さんもご承知の通りですが、森林や山に行くということが非日常的なことになってきました。特にお子さんにとっては、自然に親しむ、ましてや山歩きするというような機会も非常に少なくなってきました。一方、国から森林環境税、森林環境譲与税をいただき、森林組合の方々を中心に山を守り、木を育て、水源涵養も含めて頑張っていただいています。柏崎の木材がオリンピック、パラリンピックの選手村にも使われましたし、またそれが返ってきてベンチなどにも使われるということを含めて、森林の重要性、果たす役割といったものを親子で勉強していただきたいと思っています。勉強という言葉を使いましたが、自然の中で歩くことによって、重要性を感じていただけるのではないかと思っています。

林内のウォーキングは4キロです。お昼にはキノコ汁を提供する予定ですので、奮ってご参加賜りたいと思っています。私も参加する予定です。

(主管:農林水産課 電話番号:0257-43-9131)

「秋の収穫祭」を3年ぶりに開催! ―地場産の農林水産物に親しみ「食」を楽しむ一大イベント

秋の収穫祭は3年ぶり5回目の開催となりました。農業製品を中心とした柏崎の特産品の販売やグルメストリート、アルフォーレでのキッズダンスや菓子工業組合のスイーツ販売など、毎回人気があります。最近よく見かけるようになったキッチンカーにも出店いただきます。また、地産地消スタンプラリーも行います。

開催日は10月23日です。前回まで会場は駅前公園の芝生エリアを使わせていただいていましたが、今回は市役所周辺、アルフォーレ、駅前公園を使いお楽しみいただけるようにしています。休憩スペース、飲食スペースをしっかり確保して、消毒などのコロナ対策も行いますので、たくさんの方々にお越しいただき、柏崎の秋の味覚をお楽しみいただければありがたいと考えています。はたらくくるまの展示などもありますので、お子さま連れでお楽しみいただけると思います。

(主管:農政課 電話番号:0257-21-2295)

豪華出演者を迎えて「天上の花」完成披露試写会を開催

豪華出演者として主演の東出さん、入山さんにお越しいただきます。また、チラシのプロデューサーのところをご覧いただくと、柏崎市出身の小林三四郎さんの名前があります。元文部官僚の寺脇研さんと二人でプロデューサーを務められました。柏崎の方もエキストラに多く参加されていますし、柏崎のかやぶきの里や六宜閣などいろいろな場所で撮影していただきました。市や市教育委員会も応援させていただいています。

開催日は11月27日です。前売り券を本日から販売しますが、かなり早く売り切れるのではないかと思っています。非常に良い作品だろうと期待していますし、私も非常に楽しみにしています。多くの方々からお越しいただければありがたいと思っています。

(主管:商業観光課 電話番号:0257-21-2334)

空き家問題に詳しい弁護士による「空き家セミナー」を初開催

個別の相談会は例年開催していましたが、今回は近藤弁護士から講師をお務めいただき、空き家を取り巻く法律の最新情報なども交えたセミナーを開催します。空き家問題は、柏崎市のみならず非常に困難な問題だと承知しています。私共も不動産業者と協力しながらマッチングを行っていて、かなり進んでいます。マッチングは意外にうまくいっているのですが、マッチングの制度を知らない方もいますし、空き家バンクのことを知らない方もいます。そういった方への周知や、特定空き家、管理不全空き家となってしまう前に有効な資産をお使いいただきたいという意味も含めてこの空き家セミナー、相談会に参加いただければと思っています。もちろん無料ですので、近所のことで少し困っている、うちの実家をどうしようかなどの考えがある方は、ぜひご参加ください。

(主管:建築住宅課 電話番号:0257-21-2291)

ライトアップされた幻想的な紅葉と柏崎の食を堪能―10月29日から松雲山荘紅葉ライトアップがスタート

柏崎の一番の紅葉の名所と言われるのは松雲山荘だろうと承知しています。この松雲山荘のライトアップを10月29日から始めます。併せて、観光協会の方々が中心となって昨年初めて開催した紅葉ダイニングが今年も開催されます。私も昨年伺いましたが、非常に素晴らしい料理でした。チラシを見るだけでも本当に美しくおいしそうな料理が今年も準備されています。特徴的なのは、割烹、料亭、キッチン、レストランなどがそれぞれ特定の日を担当するところで、和食、すし、洋食、イタリアンも楽しめます。また、カフェもあってスイーツなどもお楽しみいただける楽しい空間です。

園内にある木村茶道美術館では、紅葉茶席ということで、まさに国宝級のお茶碗でお茶をいただくことができます。グリーンシーズンもいいですが、特に美しい紅葉をバックにしながらお茶を楽しむことができますので、ぜひ木村茶道美術館にも足を向けていただければと思います。

弥彦村のもみじ谷、長岡越路のもみじ園と併せて越後三大紅葉ライトアップというかたちでスタンプラリーを行いますので、こちらもチャレンジしていただければと思います。

(主管:商業観光課 電話番号:0257-21-2334)

市勢要覧を2年ぶりにリニューアル―柏崎の“今と未来”をタイムリーに発信

非常にきれいな花火の横版の表紙です。内容は、エネルギーの問題や、ものづくり技術の挑戦ということで、EVシフトに照準を合わせてリケンが水素エンジンに参入するといったことを大きく取り扱いました。GX(グリーントランスフォーメーション)の中で水素という言葉も出てきています。INPEXが水素発電を初めて商業発電として2025年3月に始めるということも承知していますので、水素への取り組みも取り上げさせていただきました。

また、少子化が著しいということで、子育て支援に今まで以上に力を入れていくということをなるべく分かりやすく、具体的な支援を含めて記載しています。お子さんの教育にも関心をお持ちいただいていますので、国・県の学力平均より3ポイントから5ポイントアップという宣言もしました。退路を断ち、心豊かで学力の高い子どもたちを育てたいという私共の決意表明です。

若い方々がそれぞれの領域で頑張っているところのPRもしています。柏崎に戻ろうか、柏崎から離れようと思っていたがこんなに頑張っている方々がいるならまだ柏崎で頑張ってみようかという思いを抱いていただきたいという期待を込めて、農業、漁業、いろいろな領域の方々に出ていただきました。Iターンで来られたスタジオガッツの荒尾さん、ものづくりの現場にも女性が頑張っているということで出ていただいた北星製作所の佐々木さんも含めて、柏崎では女性が活躍しているということをお示ししたところです。

おいしいもの、花火、えんま市、じょんのび村、ゆうぎ、自然王国なども含めて、柏崎のお楽しみいただけるところもお示ししました。柏崎には水道専用ダムが3つあるということも挙げました。ユネスコへの登録が期待される綾子舞はじめ、いろいろな古いもの、新しいもの、兼ね合わせて柏崎の魅力を発信させていただきたいと思っています。

(主管:元気発信課 電話番号:0257-21-2311)

行事予定

今回もいろいろな行事がありますが、市も大きく関与している柏崎コレクションビレッジ「蚤の市」に関してお二方からお越しいただきましたので、短い時間で恐縮ですが、ご説明いただきたいと思います。

 

財団法人黒船館 吉田館長:10月8日、9日に風の丘コレクションビレッジで蚤の市を開催します。コレクションビレッジは、市政50周年のときに市が記念事業として設立したものです。現在、藍民芸館、痴娯の家、黒船館の3館がそれぞれの館で運営しています。柏崎にありながら交通アクセスもなかなか難しい場所で、オープン時から見ると来館者数が随分落ちています。皆さんから少しでも来ていただきたいということで、数年前から蚤の市を開催してきました。近年、少しコロナ禍で不規則になったり中止になったりしていますが、今年は従来通りのかたちでやろうと考えています。

3館がそれぞれ基本財産として持っている所有物は出ませんが、倉庫の隅にある物や不要なものを蚤の市として提供して、ご来場される方々にお楽しみいただきたいと思っています。本日は、いくつか品物や作品を持ってきました。黒船館らしい権威あるものをということで、川上澄夫という版画家のものをこちらに並べました。川上澄夫をご存じの方は少ないと思いますが、棟方志功という版画家はご存じだと思います。棟方志功は青森県生まれで、東京に出てきて油絵を勉強するつもりでしたが、川上澄夫の「初夏の風」という版画を見て版画に転向しました。その川上澄夫と私の祖父は30年以上に渡る交流あり、手紙も300通を超えます。数ある蔵書票の中から少し余裕があるものを今回ご提供します。額に入っていて、黒船館蔵書票と書いてあります。川上澄夫が彫って川上澄夫が刷って、そこに少し色を付けてあるものです。

また、ペリーが日本へ来た当時にこういう兵隊がいたというような瓦版みたいなものの一部を印刷して展開します。會津八一の碑の拓本もありますが、これも大事にしていただくという条件付きで出す予定です。少しでも多くの方からお越しいただくためにやっていますので、よろしくお願いします。

 

痴娯の家 牧口氏:痴娯の家と藍民芸館のご紹介をします。藍民芸館では古道具、古布、骨董、手仕事作品、リサイクル品、乾物食品などの出店の他、前館長が1980年ごろから中国各地を訪ね歩き買い求めた中国骨董などを販売します。おすすめの逸品は、テーブルの左から2番目にある太湖西太后杯 蓮の花型杯です。中国清朝時代初期の作品です。花びらの部分からお酒を入れ、茎から吸います。茎がストローの役割を果たすそうです。

次に痴娯の家です。痴娯の家は昭和初期のレトロ家電、ラジオや電話、創作こけし他、良寛関連の書籍などがあります。一番右にあるラジオは昭和13年ごろの製品で、大洋電機無線のエルマンR-83型です。隣の電話は昭和7年に作られた沖電気製です。

他にも当日は多数揃えていますので、ぜひご来場いただければと思います。

 

市長:今ほどご説明いただきましたように「蚤の市」はいわゆるフリーマーケットですので、興味のある方はぜひコレクションビレッジにお越しいただきたいと思います。その他、運動遊び、高柳の狐の夜祭り、大産業まつりなどいろいろな行事がありますので、多くの方々にご参加いただければありがたいと思います。

イベント

  • 柏崎コレクションビレッジ 秋季展
    (主管:商業観光課 電話番号:0257-21-2334)
     
  • 柏崎コレクションビレッジ 蚤の市
    (主管:商業観光課 電話番号:0257-21-2334)
    チラシ:蚤の市(PDFファイル:324.8KB)
     
  • 第24回かしわざきオフロードフェスティバル
    (主管:商業観光課 電話番号:0257-21-2334)
     
  • きのこ再発見教室
    (主管:博物館 電話番号:0257-22-0567)
     
  • 第34回狐の夜祭り
    (主管:高柳町事務所 電話番号:0257-41-2233)
    チラシ:狐の夜祭り(PDFファイル:786.2KB)
     
  • はなまる大産業まつり
    (主管:商業観光課 電話番号:0257-21-2334)
     
  • 秋季企画展「没後150年 貞心尼と魅せられた人びと」
    (主管:博物館 電話番号:0257-22-0567)
    チラシ:秋季企画展「没後150年 貞心尼と魅せられた人びと」(PDFファイル:1.2MB)
     
  • 海洋生物環境研究所 一般公開
    (主管:農林水産課 電話番号:0257-43-9131)
     
  • 谷根川さけの森づくり
    (主管:農林水産課 電話番号:0257-43-9131)
     
  • さんぶんフリーマーケット・ダンスイベント
    (主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)
     
  • 2022かしわざき障がい者活躍推進セミナー
    (主管:商業観光課 電話番号:0257-21-2334)
    資料:障がい者活躍推進セミナー(PDFファイル:1.6MB

スポーツ

消防

秋季消防演習
(主管:消防署 電話番号:0257-24-1500)

定例記者会見の質疑応答

報道機関から受けた質問項目は、以下の通りです。

  • 「天上の花」完成披露試写会に関する質問
  • 空き家セミナーに関する質問
  • 東京電力に関する質問

「天上の花」完成披露試写会に関する質問

記者:この映画は柏崎も舞台になっていると思うが、これによる柏崎の魅力発信の面についてどのように考えているか。

市長:プロデューサーの小林さんが柏崎市出身で、荻ノ島かやぶきの里、じょんのびの辺り、六宜閣、鯨波の映像が入っていると思いますので、柏崎がこんなに美しい、魅力的なところだと思っていただけるようなシーンを発信していただけるのはありがたいと思っています。

また、エキストラの方々も地元の方々が協力されていると承知しています。市議会の議長にもお話ししたところ、ご存じの地元の方が何人もいらっしゃるようでした。プロデューサーの思いも込められた作品だと思いますので、このようなことをきっかけに柏崎の風景、自然、人などが多くの方々に発信できればありがたいと考えています。

空き家セミナーに関する質問

記者:空き家のどのようなところが問題で、定例記者会見で案内されたのか伺いたい。

市長:簡単に申し上げると、非常にニーズが高い、相談案件が多いということから会見で案内をさせていただきました。

今年、地域懇談会を重ねてきました。学校の統合に関するお話も出てきましたが、どの会場でも空き家に非常に困っているという要望が多く寄せられました。具体的には、持ち主はいるはずだけどしっかりと管理をしていない、結果として危険な状態になっていて、通学路や地域の方々の生活に危険を及ぼす可能性があるような空き家が市内にたくさんあるというものです。住めないような状態になる前に、マッチング、空き家バンクなどがあることをお伝えし、お持ちの資産を有効に活用していただきたいと思っています。何か心配があればということで、今回弁護士の先生にお願いしたところです。

記者:特にこの地域の空き家が多いからというよりも、市内全域という認識か。

市長:全域です。

記者:市内全体の空き家の件数などは把握しているのか。

建築住宅課長:平成28年度に市内一斉の実数調査を実施しました。その調査では1,397件でした。その後、実数調査は実施していないため把握していませんが、人口減少や核家族化の増加、相談件数の増加傾向などから、増加していると思われます。

市長:平成28年の調査から6年も経っていますので、現在は1,500件を超えているのではないかと思います。非常に多い数だと思っています。

記者:今後改めて調査する考えはあるか。

市長:一斉に調査したのは平成28年が最後ですが、地域ごとに順次空き家の件数は把握していますので、地域で集計したものがあれば数字をお知らせしたいと思います。

記者:先日のリーダー塾の成果発表会でも空き家問題が取り上げられて、情報が空き家を手に入れる側になかなか伝わっていないのではないかという問題意識で発表されていた。発表は3D画像を使うというものだったが、市としてどのように空き家の情報を広報していく考えなのか伺いたい。

市長:私共も空き家バンクをオープンにしていますので、より一層宅建協会の方々とも協力しながら物件の紹介をしなければならないと思います。まだ情報量が少ないと思っていますし、3Dという話もありましたので、情報量と件数を増やすことから始めなければならないだろうと思っています。

ただ、今の時代はどうしてもネットを中心とした情報公開になっています。特定空き家や管理不全空き家の所有者、それに困っている方の年代は70代や80代が多いと思いますので、そういった方々にはこちらからアプローチしなければならないと思います。そのアプローチの仕方、周知の仕方、方法はさらにまた頭を使っていかなければならないと思います。いろいろな方々からの案も有用に機能させていきたいと思っています。

東京電力に関する質問

記者:9月30日に東京電力が原子力改革の進捗状況について発表を行い、その中で、3月に概要を発表していた一部本社機能の柏崎への移転に関して、2026年度までに300人程度を移転させ、柏崎駅周辺に200人規模の執務室を設けるという話があった。市長は4月定例記者会見でこの件について、お越しいただくことは歓迎するが、どのように実践されるのかということは見極めたいという話をされていたと思う。今回発表のあった2026年度までという時間と、200人の規模のオフィスを設けるということについてどのように受け止めているか。

市長:具体的に年度、人数を示し、原子力に関わる方々の柏崎への移住ということに関しては、非常に歓迎します。先般、お越しいただくのはありがたいですが、住民票はしっかり柏崎に置いて、柏崎市民として働いていただきたいということを社長に申し上げました。駅周辺で200人規模のオフィスということに関しては、空いている土地の情報などをお伝えしました。今のところ、東京電力が新しい土地を購入して新しい建物を建てるとか、既存のものを利用するかなどに関しては、私共は承知していません。

記者:小早川社長に申し上げられたのは、いつどんなかたちだったのか。

市長:先週、本社に伺って話をしてきました。

記者:そのときどのような話をされたのか、言える範囲で伺いたい。

市長:先般、岸田首相のGXに関する発表があり、それに対して10項目のコメントを出しました。それを改めて小早川社長にお伝えし、私共の意識、考え方、もちろん原子力発電所のことだけではなく海底直流送電の話もさせていただきました。その中で、今ほどお話があったような一部本社機能の柏崎への移転に関しては、土地もありますのでここに新しい建物を建てて、1階にコンビニなどを入れていただければ市民の方も喜びますとお伝えしました。

記者:市長が出したコメントの5項目目に、東京電力には1号機から5号機の廃炉計画を出してもらいたいという考えに変化はないという言葉がある。この点について、以前、小早川社長との話し合いの中で、7号機が再稼働した後、1基以上について廃炉を含んだステップを踏んでという約束をされたと思うが、それに関して新たな話や考え方を示されたということはあったのか。

市長:個別に一つ一つ答えていただいたわけではありませんが、コメント全体に対して承知していますというやり取りがありました。海底直流送電に関しても、これは東京電力ホールディングスというよりも東京電力パワーグリッド(以下、東京電力PG)の方なので、また今度東京電力PGともお話しくださいということを社長からお話しいただいたので、海底直流送電に関しては東京電力PGと具体的にお話ししますと答えました。

廃炉計画うんぬんについては個別にお話ししていませんし、お答えをいただいたということではありません。

記者:東京電力PGと話というのは、市長がよくおっしゃっている海底直流送電から陸揚げしたものを首都圏に送る際に、既存の東京電力の送電線を利用するという話でよいか。

市長:はい。すぐにできる、できないということではなく、会社も分社化されています。海底直流送電の陸揚げ、首都圏へのつなぎ込みに関しては東京電力PGに話しておきますので、東京電力PGとお話ししてくださいということでした。

記者:改善報告の取りまとめが来春ぐらいになるだろうということを東京電力が発表したが、時期やタイムスケジュールに関してどのように受け止めているか。

市長:率直に申し上げると、なぜ来春までかかるのかというのが最初の印象でしたが、その後、いろいろな方のお話を伺い、規制庁のコメントも出てきました。冬の防護施設などの機能の仕方を見極めたいというような話もあると聞いていますので、次の12月、1月、2月を見極めたいのかなと思いますが、私から見るとなぜそんなに時間がかかるのか、それほど時間がかかるチェックではないだろうと思いますし、調整モードに入っているのかなと感じたところです。

記者:これまで改善計画を出して改善を進めてきて、来春にまとめたとしても、地元としてはまた繰り返してしまうのではないかという懸念も一部ではあると思うが、その辺りはどのように考えるか。

市長:何度も申し上げていることですが、何事も100パーセントはあり得ませんので、懸念はあります。しかし、東京電力が報告書を出す来春までに、ご破算になるようなトラブルが出てくるとは今の段階では思えませんし、そんなことがあってはいけないと思っています。規制庁の考え方も、東電も、念には念を入れてこの冬を見て、できる限りの確度をもって提出したい、受ける方もできる限りの確度をもって審査したいというところなのか、そこを信ずるしかないです。

記者:約580億円の投資に関してはどのように受け止めているか。

市長:当初の予定から高くなったと言われれば高くなったのだろうと思いますが、前から申し上げているように、安全を確保するためにはコストは脇に置いておかなければならないと思っていますし、東京電力もそのことは重ねておっしゃっています。必要なところにはコストをかける、安全はコストをかけてでも確保するという姿勢の表れだと私は理解しています。

定例記者会見の概要と質疑応答(印刷用)

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更新日:2022年10月11日